消費税の増税延期で住宅購入計画に危険信号

失敗しない家の建て方

I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
 コグチヒデキ

消費税の増税延期が正式に発表されました。

 安倍晋三首相は1日、通常国会の閉幕を受けて首相官邸で記者会見し、
2017年4月に予定する消費税率10%への引き上げを、
19年10月まで2年半延期することを正式に表明した。(毎日新聞)

増税の駆け込み需要を狙っていた住宅業界にとっては、肩すかしをくらった感じでしょう。

一方、消費者としては、増税がだいぶ先になったことで、住宅取得のスケジュールにも余裕が出たわけです。

少し、ほっとしました?

でも私は住宅購入を計画している人に対して、増税が延期になって良かったね、とは思いません。

増税延期の是非をどうこう言うつもりはありませんが、増税延期があなたのマイホーム計画に悪影響を与えるのではないかと、私は心配しています。

それは、こういうことです。

その前に、少し別の話をさせてください。

そもそも憧れのマイホームを手に入れるまでには、様々な課題を乗り越える必要があります。

注文住宅を建てるのであれば、建築会社と何回も打ち合わせを重ねます。
間取りの打ち合わせ、素材の打ち合わせ、色柄・インテリアの打ち合わせ、など。

注文住宅でなくとも建売やユーズド、土地を買って建てる場合であっても、色んな物件を見てまわったり、物件ごとの条件を比較検討したり、ということが必要です。

さらにはお金をどうするかということで、最後まで頭をフルに使います。



そんなわけなので、家を買うのって結構な力(パワー)がいるものです。

家が欲しいという願望が強ければ、力も湧いてきます。

ところが「出来れば欲しいなぁ」程度の望みでは、途中で疲れてしまって「やっぱりもう少し様子をみよう」ってことになりがち。

そんな時に自分を後押ししてくれるのが、シメキリ効果です。

人はシメキリがあると、いつも以上の力を発揮します。「できれば、やるけど…」が「やらなくちゃ!」に変わります。

夏休み最後の日、それまでたまっていた宿題を一気に仕上げてしまう、アレです(私だけ?)


消費税の増税も、ある意味シメキリと言えます。

消費税増税というシメキリ効果を上手く使えば、多少のことがあっても住宅を手に入れようという意識が働きます。

なので、結果的に早くマイホームが手に入るわけです。新しい家に早く住めるわけです。

これって、良くないですか?


今回、増税が延期になり、シメキリが延びました。

このことで「やっぱりもう少し様子をみよう」って、ならなければ良いなと私は思うのです。

だって増税を延期してなければ、本当はもっと早く、マイホームを手に入れることが出来てたはずですから。



追伸

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