I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
今回も「不動産を売りたい人と不動産屋との関係」についての記事です。
売る側と不動産屋の関係を知ることによって、不動産を買う側のあなたが得ることも多いはずです。
前回は、不動産屋に仲介を依頼する場合の『媒介契約』についてお話しました。
（前回記事：不動産屋に仲介を依頼する前に『媒介契約の違いを知る』）
媒介契約は３種類ですが、
- レインズへの登録
- 重ねて業者に依頼することが出来るか、否か
という点で、「一般媒介」と「専任媒介・専属専任媒介」では大きな違いがありますよ、
というところまでお伝えしました。もう少し具体的にお話していきます。
早期にマッチングさせられるかどうかが大事
不動産仲介の一番シンプルな形は次の図のようになります。
図の矢印は物件情報の流れです。
売りたい人が不動産業者に相談し、不動産業者が買いたそうな人に物件を紹介し、「欲しい」となれば売買契約を結びます。
仲介を依頼した不動産屋が、売りたい人と買いたい人をすぐにマッチングさせることが出来るのならば、媒介契約の種類が何であれ、それほど重要ではありません。
媒介契約の違いが重要になるのは、買い手がすぐに見つからないことが予想される場合です。
専任・専属専任媒介契約の場合は、指定流通機構（レインズ）への登録が義務となっています。
レインズとは、不動産業者だけが閲覧可能な「物件検索システム」です。
「不動産が欲しい」という人から相談を受けた不動産屋は、レインズにアクセスして物件を検索します。そうして条件に合う物件を依頼者に紹介するのです。
ですから売りたい人から相談を受けた不動産業者がレインズに登録するということは、積極的な宣伝広告をしなくても、それだけで買い手を見つけられる可能性があるわけです。
一般媒介契約の場合は、このレインズへの登録義務がありません。
そのため、不動産屋がどのようにして買い手を見つけようしているのか、売主には分かりにくい場合があります。
そこで、一般媒介契約の場合は、売主は複数の不動産業者に依頼することが出来るようになっています。
複数の業者に依頼すれば、業者間での競争が生まれます。
なかには、レインズへの登録は勿論のこと、積極的に宣伝広告をしてくれる『やる気のある不動産屋』もいるかもしれません。
このように見ると、一般媒介契約が一番良いようにも見えますが、一概にそうとも言えません。これはこれで、デメリットもあります。。
これについては、また改めてお話しますね。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
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