I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
プロだけが知っている! 中古住宅の選び方・買い方
高橋正典 (著)
出版社: 朝日新聞出版 (2014/6/5) 1,512円
今月のオススメ本です。
本書では次の例のように中古の「お宝物件」を見つけてリフォームすることを勧めています。
ちなみに「お宝物件」とは、
「築年数が木造で20年超、鉄筋コンクリートで25年超であっても十分に住める建物」
のこと（詳しくは本書で）。
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【以下、書籍より抜粋】
なかなか買い手がつかず2ヶ月ほど売れ残っていました。（中略）
その理由は（中略）壁に穴が開いていたりと、見た目の印象が悪かったからです。
私は内覧に来た人に「300万円かけてリフォームすれば見違えるようにキレイになりますよ」
と説得しましたが、買う人は現れませんでした。
やがて売却期限ギリギリになった頃、複数の不動産会社から買いたいという問い合わせがあり、
中でも一番高い値段をつけた会社に1950万円で売却しました。（中略）
その不動産会社はこの物件をリフォームして売りに出したのですが、
買ってから3週間後にはもう売れていました。（中略）
もしももとの売主にリフォーム資金があり、時間に余裕があれば、
それだけ高く売ることができたとも考えられます。
【P16「プロローグ」より抜粋】
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ここに書かれていることは私も同感ですが、誰もがこういった買い方が出来るわけでもないよなぁ、とも思います。
ちょっとハードル高めかな、と。
おそらく本書が対象としている読者は、
・不動産屋や住宅会社の言いなりにならないぞ！
・多少の苦労は惜しまないぞ！
という気持ちで「お宝物件」を探そうとする人なのでしょう。
つまり
・手間や時間をかけてでも「お宝物件」を見つけたい
という人です。
ですから
・家が欲しいけど、何から始めたらよいのかしら
という初心者さんや
・なるべく楽に良い物件を見つけたい
という人が本書を読んでも、少し難しく感じたり、大変そうだなぁと思うかもしれません。
そういう場合は「良い不動産会社（担当者）の見つけ方・付き合い方」のような本を読んだほうが良いです。
（本書でも書かれていますが、ちょっと物足りないかも。）
※それならどんな本が良いの？というあなたにオススメ↓
（過去記事：マイホームはネットで買うな、営業マンから買え！）
それより本書では、不動産価格のカラクリ（仕組み）について分かりやすく書いてます。
これがイイのです！
これって売買物件の価格設定の”核”とも言える内容ですので、
家を建てたり、家を買おうという人は誰でも読んでおいて損はナイです。
というか、読まないと損するかも、って感じです(^_^;)
中古住宅に限らず、新築を検討している人が読んでも役に立ちますよ。
特に第２章の
「新築物件の資産価値は買った瞬間に２割も下がる（P45～47）」
「できるだけ安く価格設定したい不動産会社（P48～50）」
「不動産会社の仲介手数料は上限が決められている（P51～53）」
ここのパートは、立ち読みしてでも読んでおく価値ありです(＾－＾)V
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
次回は、11月21日の更新です。
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