I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
前回の記事では、『古いエアコンを大切に使うことで余計にコストがかかってしまうことがある』というお話をしました。
エアコンのような家電製品は、省エネ技術の進歩が早いため、数年前の製品を使い続けるよりも新しく買い替えた方がランニングコストが安くなり、トータルコストも抑えられます。
思い切って買い替えた方がかえって安くなるということは、住宅建築そのものにも当てはまります。
良くあるのが、数年前に新築した建物部分を残して、また新たに増築する計画。
「建ててまだ10年くらいしか経ってなくてもったいないから、使いたい」
このようなご要望をいただくことは多いです。
もったいないという気持ちはスゴく良く分かります。しかしながら、こういう場合、お客さまが思っている以上に建築費がかかります。
何に費用がかかるかというと、家の『バランスをとる』ことに対して意外に多くかかります。
住宅は「バランス」が大事です。
耐震性が高い建物は、家のバランスが優れています。
暖かい家は、家全体の断熱性能が高いので、どの部屋も暖かいです。
しかし家の性能にバラツキがあると、全体の性能を低下させてしまいます。
地震が来たときは、一番弱い部分に負荷がかかりますし、断熱施工は一部でも弱い部分があれば、そこから熱が逃げてしまいます。
増築するにしても今までの部分と新しい部分のバランスをとり、全体の性能を高くする必要があります。
いくら10年前の建物といっても、建ててから10年過ぎているものですから新築の性能とは、やはり違います。
そのため、既存部分に何らかの工事が必要になります。これが、建築費が高くなる理由です。
場合によっては、ぜんぶ新築するのと違いがないくらい、費用がかかることもあります。
もしあなたが、家の増築を計画しているとしたら、早めに施工会社にご相談されることをおすすめします。
参考にしてみてください。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
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