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不動産ポータルサイトには載っていない「不動産ポータルサイトの使い方」

I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。

前回に引き続き、今回も『不動産ポータルサイト』のお話です。

目次

不動産ポータルサイトの仕組みって?

不動産ポータルサイトを使えば、ユーザーは不動産会社に問い合わせをせずとも、多くの物件情報を目にすることが出来ます。

「具体的なことが決まっていないので、不動産屋に来店するのはちょっと・・・」

という人でも、家にいながら気軽に手軽に、物件情報を得ることが出来るのは便利ですよね。

しかも無料です。

不動産ポータルサイトの仕組みは、この図のようになります。

関係図

ユーザー(買いたい人・売りたい人)は無料でサイトにアクセスできますが、不動産屋はサイト運営会社に『掲載料』を払って情報を載せています。

また、物件掲載料だけでなく、店舗情報を載せる場合も、「追加オプション」という形で掲載料が上乗せされます(店舗情報や営業マンの情報など)。

情報掲載のための料金は各ポータルサイトによって違いますが、「物件掲載1件あたり、いくら」とか「何件までは、1ヶ月いくら」というところが多いです(一部例外あり)。

つまり多くの情報を載せれば載せるほど、また、数多く物件を掲載すればするほど、多くの掲載料がかかるわけです。

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『不動産屋』といっても当社のように一人で運営している会社もあれば、全国規模で展開している大会社もあります。

大きな会社は資金力もありますから多くの物件を掲載していますし、店舗情報の掲載内容も充実しています。

これが小さな不動産屋の場合は、紹介できる物件はあっても『掲載料の関係で掲載できない』ということが出てきます。

例えば「物件掲載数が○○件までは月々××円」だとします。

すると、ポータルサイトに掲載したい物件が本当は○○件以上あったとしても、××円以上お金をかけたくないのであれば、それらの物件はポータルサイトには掲載されないことになります。

また「物件掲載数が○○件までは月々××円」という定額制の場合では、○○件の掲載物件を常時確保しておくことが出来なければ、掲載しなかった分の掲載料が無駄になってしまいます。。

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では多くの物件を載せられる資金力のある大会社が有利なのかというと、一概にそうとも言えません。

物件情報は「一度入力すればそれで終わり」と言うものではなく、「変化する状況に合わせて管理する」必要があります。

物件が売れれば速やかに削除する必要がありますし、価格などの条件が変わればその都度、更新作業が必要になります。多くの物件を載せるほど、この管理の手間がかかりますから、それだけの人(人件費)が必要になります。

このように不動産会社の規模の大小に関係なく、ポータルサイトに情報を掲載することには、悩ましい問題がつきまといます。

いずれにせよ、ポータルサイトの運営会社は儲かるようになっています。


それでもどうして不動産屋がポータルサイトを利用するか?

それは、それだけのメリットがあるからです。

つまり多くの「問い合わせ」が見込めるからです。(今こうしてブログを書いている間にも、ポータルサイト経由で「問い合わせ」が入ってきました。。)

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どんなに良い物件情報を不動産屋が持っていても、ユーザーにそれを知ってもらえなくては、いつまでたっても売れません。

特に物件の多くは、どの不動産屋でも扱えるものですから、まずは自分のところに「問い合わせ」してもらうことが不動産屋としては一番重要なのです。

その点、不動産ポータルサイトの集客力はかなりのものです。

「ポータルサイト自体の認知度が高く多くのユーザーがアクセスする」ということはもちろんですし、ポータルサイトの運営会社がCM(テレビCMやインターネット広告)などで積極的に宣伝するため、より多くのユーザーを集められるという側面もあります。

例えば、インターネット検索で「不動産」と入力してトップに表示されるのは不動産ポータルサイトです(更にその上にはポータルサイトの広告も出ています)。

小さな不動産会社ではこういった集客は難しいですし、大きな不動産会社でも効率を考えればポータルサイトを利用した方が良いわけです。

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・・・と、こんな感じで不動産ポータルサイトの仕組みについてお話してきました(本当はまだまだ言い足りないのですが)。

サイト運営会社の方で「あんまりべらべらしゃべるなよ」「ここまでは良いけど、ここからはNG」と言ったご意見などありましたら当社までご連絡ください。

なお今回の記事は、不動産ポータルサイトの仕組みをユーザーに理解してもらうことで、不動産屋やポータルサイトをより便利に使ってもらおう、という意図で書いています。

今後の記事では、それぞれのポータルサイトごとの特徴などについてお話ししてみたいと思います。

それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。


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