I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
いよいよ消費税が8%に上がりました。
消費の反動減については、各業界で、何らかの対策をとる必要に迫られています。
今日の日経MJの記事では、小売業界の対策について、次のようなことが書かれていました。
各社の対策を探ると商品や売り場を「変える」、値段を「下げる」、特典を「加える」という３つの切り口が浮かび上がってきた。(４月４日付 日経MJ新聞)
- 商品や売り場を「変える」
- 値段を「下げる」
- 特典を「加える」
なるほど。なるほど。
それでは、住宅業界はどのような対策をうっているのでしょうか？
ということで今回は、「増税 消費冷え、こう回避～住宅業界」の話をします。
大手住宅メーカーは、「変える」
住宅業界は小売業界とは違い、『住宅ローン減税の拡充』や『すまい給付金』などの政策の影響で、ガクンと消費が落ち込むことはないでしょう。
増税後の方が「住宅ローン控除が多いから待っていた」という人や、「次の増税までには建てたい」という人も多いはずです。
このような需要に対して大手住宅メーカー各社は、市場に新商品を投入し、商品を「変える」ことで受注につなげようとしているようです。
大手メーカーの「新商品」あれこれ
大手メーカーの新商品について、まとめてみました。
積水ハウス
「Be mod+e gent」（ビー・モード・ジェント）販売開始
積水ハウス株式会社は、2014年3月27日より、鉄骨戸建2階建住宅商品「Be mod+e」（ビー・モード）に緩勾配（2.5寸勾配）屋根仕様を設定し、「Be mod+e gent」（ビー・モード・ジェント）として発売いたします。
大和ハウス
戸建住宅全商品をスマートハウス「ＳＭＡＥｃｏ（スマ・エコ）」として展開
大和ハウス工業株式会社は、2014年4月5日より、HEMS、太陽光発電システムを標準搭載したスマートハウスブランド「SMAEco（スマ・エコ）」として戸建住宅全商品に展開します。
ミサワホーム
再生可能エネルギーの固定価格買取制度に対応 「SUPER LIMITED Solar Max」発売
ミサワホーム株式会社は、コストパフォーマンスを追求した木質系戸建住宅「SUPER LIMITED」の新モデルとして、10kW以上の太陽光発電システムを搭載する「SUPER LIMITED Solar Max（スーパーリミテッド ソーラーマックス）」を 4月1 日に全国（北海道・沖縄県および多雪地域を除く）で発売します。
Pana Home
工業化住宅初の都市型７階建住宅『Ｖｉｅｕｎｏ７（ビューノセブン）』新発売
パナホーム株式会社は、多彩な都市のくらしに対応できる重量鉄骨ラーメン構造の７階建住宅『Ｖｉｅｕｎｏ７』（ビューノセブン）を２０１４年４月１６日から新発売いたします。工業化住宅における７階建は、業界で初めてとなります。
LIXIL
太陽光発電システム「ソーラーラック Ａタイプソーラーパネル」新発売
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXILは、戸建て住宅用太陽光発電システム「ソーラーラック」に、従来品の単結晶セルよりさらに約10％発電能力 を向上させ、また曇りなど日差しの弱い状態でも効率よく発電する低照度単結晶セルを採用し、最大出力275Wを発揮する 「Aタイプソーラーパネル」を、2014年2月から追加発売開始します。
ここに挙げていないメーカーも、増税後を見据えた新商品を既に出していたり、今後出す予定だったりします。
こうしてみると、太陽光発電システム関係の新商品を投入するメーカーが多いですね。
（私見ですが、必殺技の名前としては、ミサワホームの「スーパーリミテッド ソーラーマックス」が一番強そうな気がします。）
消費税還元セール！は、ない
ご存知の方も多いと思いますが、「消費税還元」をアピールして販売促進することは、法律違反となります。
以前はテレビCMやチラシでも良く見ましたね、消費税還元セール。
ちなみに、今でこそ住宅の値引きが当たり前のように言われますが、これも消費税(3%)導入後のことです。
「消費税分、値引きしますから」
が、クロージングトークとして使われていたようです。（聞いた話ですが）
なにはともあれ、住宅業界は、増税後もにぎやかなようですね。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
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