I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
前回は、
「自由設計と言っても、工法や設備が自由に決められるわけではない」
という話をしました。
「設備や部材も決まっている場合がある」という話もしましたね。
(まだ読んでいない方はこちら →自由設計・・・って、どこが『自由』なの?)
少し説明不足の点がありましたので、今回はその補足です。
もし仮に、価格をまったく気にしないで家を建てられるのなら、
何から何まで自分の好きなように設計できる、『本当の自由設計の家』と言えるでしょう。
しかし現実には、誰にでも『予算』がありますよね(^_^;)
その予算の範囲内で自分が望む家をどうやって作る(買う)か、ということにみなさん頭を悩ませるわけです。
そんな消費者の悩み・要望に応えるために住宅業界が考え出した仕組みが
「住宅を一つの『商品』として考える」というものです。
(※参考記事:商品とは)
「商品」を構成する要素として、工法・部材・設備などがあります(これらを「仕様」と言います)。
そしてその仕様は、住宅会社によって始めから決められています。
消費者は、商品ごとに決められた仕様の中から設備などを選ぶことで、
必要以上にお金をかけることなく、自分が望む家を作ることが出来ます。
つまり、住宅会社は
なるべく多くの人に気に入ってもらえるような部材や設備をあらかじめ選ぶ
↓
それらを大量に一括して発注することで単価を下げる
↓
単価を下げた部材・設備を使って家を建てる
↓
多くの人に好まれる住宅を価格を抑えて提供できる
・・・という仕組みで家を建てているわけです。
ちなみに
「なるべく多くの人に気に入ってもらえるような部材や設備」のことを、「標準品」とか「標準装備」などと言ったりします。
たまに「標準品=ランクの低いもの」というように誤解されている方がいますが、実際には「標準品=ニーズが高いもの」と考えていただいたほうが良いです。
そんな訳で、自由設計と言っても工法や設備が自由に決められるものではありませんが、
商品ごとに決められた仕様の範囲内で、好きなものを選ぶことはできます。
さらに、
『間取り』は自由に決められる
のが自由設計の特徴です。(^-^)v
と、いうところで続きは、また次回に。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
次回は、10月3日の更新です。
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