重要事項説明

重要事項説明とは、

重要事項説明
じゅうようじこうせつめい
宅地建物の取引において、宅地建物取引業者が取引当事者に対して契約上重要な事項を説明することをいう。

また、その際に、説明の内容を記載して当事者に交付する書面を重要事項説明書という。

（中略）

重要事項説明は、不動産の特性や取引の形態に起因して取引当事者に不利益が発生することを防ぐための仕組みとされ、その適正な実施が強く求められている。

株式会社不動産流通研究所 編
不動産用語集「R.E.words」 より

引用元:重要事項説明｜不動産ジャパン用語集

重要事項説明書は契約書とは別に必要な書類です。
建業者は、該当地がどういう土地で、仮に欠点があるならどのような欠点があるかということを事前に説明する義務があります。

重要事項説明については、説明しなくてはならない項目や時期、説明の方法や場所など、細かく規定されています。

説明の方法に関する主な注意点だけでも、

• 説明は、契約が成立するまでの間に行う
• 説明は、取引主任者が行う
• 説明の際は、取引主任者は主任者証を提示する
• 重要事項説明書には、取引主任者の記名押印が必要

ということが義務づけられており、これを破ると宅建業法違反となります。

これらは消費者保護の観点から、消費者の不利な取引にならないようにするものです。

参考:FRK不動産流通経営協会　重要事項説明書／一般仲介用・土地建物