I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
32年間続いた「笑っていいとも!」が今日、最終回だったようです。
「笑っていいとも!」最終回 タモリさん司会32年間:朝日新聞デジタル
それにしても32年間も続けるって、本当にすごいと思います。
それはさておき。
今回は「住宅ローンの複数申込は審査にどのような影響をあたえるのか?」というお話をします。
住宅ローンの複数申込は審査上よろしくない!?
先日もこのブログで取り上げたこちらの記事の中で、ちょっと気になる記述がありました。
私が気になったところは、
気になる金融機関すべてに申し込めばよいのですが、実際にはその作業は大変ですし、審査上もよろしくありません。
という内容。
気になる金融機関すべてに申し込むことは、その作業面だけでなく、「審査上よろしくない」ということが書かれています。
果たして、これは本当なのでしょうか。
住宅ローンの多重申込みは危険!?
日経新聞のこの記事だけでなく、インターネット上にも同じ様な意見を持つ方はいるようです。
住宅ローンの多重申込みは危険 – 【みんなの住宅ローン】
私は金融機関に勤めたことは無いので、正確なところはわかりません。
しかしながら、お客さまの手足として住宅ローンの申込を何度もお手伝いしてきた経験から言えば、住宅ローンの多重申込は危険どころか、一般に行われています。
すくなくとも、私の周り(山形県)では、そうです。
そして、住宅ローンの「多重申込」そのものが審査に与える影響はほとんど無い、ということも実感しています。
ではなぜ、住宅ローンの多重申込みは「審査上よろしくない」というようなことが言われるのでしょうか。
それを解くには、住宅ローンを借りるために「複数の金融機関に審査申込をする理由」が深く関わってきます。
審査に通らないのは、複数申込のせいではない。
住宅ローンを複数申し込む理由は、大きく分けて2つあります。
1つは、少しでも良い条件(金利)の金融機関から住宅ローンを借りるためです。
前回の記事でも書きましたが、住宅ローンの金利は店頭金利がすべてではありません。
(参考記事:住宅ローンを最低金利で借りるには?)
複数の金融機関に申込をして、実際にいくらの金利で融資をしてくれるのかを比較検討する方は多いです。
この場合は、複数申込によって審査が通りにくくなるということはほとんど無く、逆に金融機関の方から良い条件を提示されることもあります。
そして複数の金融機関に申込をする2つ目の理由は、審査を通すこと自体がそもそも厳しい場合です。
例えば、すでに住宅ローンの他に借入があったり、年収以上に借入額の割合が大きかったりするようなケース。
審査基準は金融機関によって違いますから、1つ目の金融機関の審査が通らなくても、他の金融機関では融資OKということもあります。
そのため、複数の金融機関に審査を申し込むわけです。
しかし、当然、「どこの金融機関でも断られる」という方もいます。
他に多額の借入がある場合は厳しく、そのことを隠して申込をしても、ほぼバレます。
私の想像ですが、「住宅ローンの多重申込は審査上よろしくない」ということが言われるのは、
「住宅ローンの審査を通すのが難しい人が多重申込をしている」
↓
「申込をしたが、結果、融資が通らなかった」
という現実が、
「住宅ローンを複数の金融機関に申し込んだ」
↓
「申込をしたが、結果、融資が通らなかった」
↓
「1つの金融機関にしぼれば融資が通ったかもしれない」
↓
「住宅ローンの多重申込は審査上よろしくない」
となってしまったのではないかと思います。
いずれにしても、自分たちの地域にあった正確な情報をつかんでおくことが大事だということは言うまでもありません。
参考にしてみてください。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
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