I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
前回はストーリー形式で住宅ローンが学べるこちらの本を紹介しました。
■ウサギのローン カメのローン 改訂版:淡河範明 (著)
→過去記事:住宅ローンは金利も大事だけど・・・
今回は、この本と一緒に読んで欲しい本、「住宅ローンの教科書 」をご紹介します。(^o^)
■住宅ローンの教科書 :加藤 孝一 (著), 池上 秀司 (著)
この本の特徴は、
住宅ローンの手続きや流れ、審査方法、金利のこと、
さらには税金、物件選びの方法まで、
住宅を購入するにあたって検討すべき事がらをまんべんなく
勉強することができるところです。
「教科書」というだけあって、各項目ごとに詳しく書かれています。
住宅購入全般のことを書いてますが、メインはもちろん住宅ローン。
特に「審査」に関する内容をここまで詳しく書いているこの本は貴重です。
ちょっと専門的過ぎるかなぁ、とも思いますが
実はこの本、一般消費者向けというよりも、
住宅販売業者や住宅ローン担当者に向けて書かれた本なのかもしれません。
金利について、この本では
「変動金利で借りることの優位性」を示しています。
その点では「ウサギのローン カメのローン」とは対照的ですね。
読むならぜひ2冊とも読んでみることをおすすめします。(その理由は→こちら)
本書から役に立ちそうなところを、少しだけ抜粋して紹介します。
一般的な変動金利の場合、金利の見直しは半年ごとですが
返済額の見直しは5年ごと(5年ルール)です。 (P60より抜粋)
「変動金利」なんて言うと、
金利が激しく上下したり、月々の支払額がすぐに変わってしまう
ようなイメージを持つかもしれませんが、実際は一定のルールがあります。
その1つが「5年ルール」です。
これはつまり、
金利がどんなに上下しても月々の支払額は5年間は変わらない
ということです(元利均等返済の場合)。
また、返済額を上げる場合にもルールがあります。
それが「125%ルール」です。
5年ごとの返済額見直しの際、金利がどんなに上がったとしても
それまでの返済額の1.25倍までというしくみ(125%ルール)が
一般的です。 (P60より抜粋)
たとえば変動金利で当初8万円の支払いであれば、
6年目から10年目は金利が何%になろうと
10万円が返済額の上限となります (P60より抜粋)
金利上昇のシミュレーションを自分でする際は、
こういったルールを踏まえて検討する必要があるということですね。
詳しくは本書を読んでくださいね。(^o^)
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
次回は、1月23日の更新です。
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