I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
住宅ローンを詳しく知るために役立つ本を2冊、前回の記事で紹介しました。
→過去記事:変動金利か固定金利か?それならズバリこれ!
■ウサギのローンカメのローン 改訂版
:淡河範明 (著)
■住宅ローンの教科書
:加藤 孝一 (著), 池上 秀司 (著)
今回は「ウサギのローン カメのローン 改訂版」について
さらに詳しくご紹介いたします。(^o^)
この本の特徴は、
「ストーリー形式」で住宅ローンの仕組みを勉強できるところです。
ウサコとカメオが家を買うために住宅ローンについて学ぶ過程を
通して、読者も住宅ローンを詳しく学べる内容になってます。
初心者にも分かりやすいように、という配慮が感じられる本ですが、
変動金利のデメリットを語る部分では「ちょっと言いすぎじゃない?」
というところが多々あります。
この本では固定金利で借りることを強く薦めているわけです。
また本書では「最高の住宅ローン」という言葉が多く出てきますが
実際には、誰もが得する「最高の住宅ローン」は存在しません。
あなたにとって「最適な住宅ローン」があるだけです。
これらの点を踏まえた上で本書を読めば、さらに役立つはずです。
詳しくは本書を読んでもらうとして、
本の中で私が気になったところをちょっとだけ紹介します。
住宅ローンを借りた者は、カネを借り終わった瞬間、
急に自分のローン金利に関心がなくなる。(P70より抜粋)
このことは、私もよく感じています。
住宅ローンは「借りたら終わり」ではありません。
世の中の金利は常に動いていますから、
自分が借りたローンの金利がその時々の状況に照らして
適正なのかを見る必要があります。
本来は。
・・・でもこれが難しい。
住宅購入や住宅ローンって重要なことであるために、
真剣に考えなくちゃいけないですよね。
当然、多くの方は家を買うまでは真剣に考えます。
でも家を買ったあとも真剣に考え続けるのは、シンドイ(^_^;)
だから買った後はほったらかし、という人が多いです。
必要なのは分かるけど出来ればやりたくない、
という感じです。
もしあなたがそうなら、私も長期固定金利をオススメします。
団信の保険料は、平均年齢や保険の利用実績によって変更される仕組みになっている。(中略)
たとえばフラット35は<機構団信>と呼ばれるものだけど、
これがちょうど2010年に改定されて30%以上値上げになったわ(P239より抜粋)
団信とは、住宅ローンを借りるときに入る生命保険のこと。
フラット35とは、長期固定金利の代表格です。
固定金利で住宅ローンを組めば、
金利が予想以上に上がるということはありません。
しかしフラット35の場合、団信の保険料が将来
値上げされる可能性は十分にあります。
このことは大々的に語られませんが、
かなり重要です。
私も昔、苦い経験をしたことがあります。
当時、住宅メーカーに勤務していた私は、
リスク管理をしっかりしたいという、ある施主さまに
フラット35を提案したところ大変喜んでいただきました。
ところがその翌年、団信の保険料が値上げされました。
施主さまからはこのことについて何も言われませんでしたが、
「金利変動リスクは避けられても保険料アップは避けられないのか」
と、私自身はとてもショックを受けました。
金利だけを比べてもダメだということを学んだのです。
ちなみに後日談ですが、
この施主さまは早期退職されて住宅ローンを完済しました。
保険料アップの影響も少しで済んだのでホッとしました。(^o^)
住宅ローンは色々考えなくてはならないことがあります。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
次回は、1月16日の更新です。
★「マイホームが欲しい!」「土地を探して!」「不動産を売りたい!」という方へ★
当社㈱Iloveは、山形市清住町の不動産会社です。売買物件を専門に取り扱っています。
山形市内の売物件の情報なら、とりあえずココを見るのが一番です → 山形市不動産情報
山形市内の不動産の売却をお考えの方は、こちらから → 無料査定をうけたまわります。
▼▼▼▼▼メールマガジンはじめました。▼▼▼▼▼
コメント