I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
これまで数回にわたって住宅ローンに関して(主に金利について)お話してきました。
→前回記事:住宅ローンの変動金利って、どれだけ「変動」するものなのか?
今回は、住宅ローンを検討する際に特に誤解しやすい点についてお話します。
一般に住宅ローンの金利は、
固定期間が短いほど当初の金利は低く、
固定期間が長期になるほど当初の金利が高くなります。
(参考:三井住友銀行住宅ローン)
上記の住宅ローン金利を見てみると、2年固定と10年固定では、
当初の金利が0.5%も違いますね。(2015/01時点)
金利が0.5%違うということは、
例えば2000万円を返済期間35年で借りた場合、
2年固定の金利1.15%なら、当初の返済は月々57,866円
10年固定の金利1.65%なら、当初の返済は月々62,717円
となり、月々約4800円も違います。(^_^;)
そして、ここがポイント。
こういう話をすると
「それなら2年固定の方が、多く借りられるのね!」
というのが、良くある勘違い。
基本的に
あなたが金融機関から借りられる金額の上限は、
2年固定を選んでも、10年固定を選んでも
同じです。
なぜなら、金融機関が融資可能額を判断するのは個別の金利ではなく、
一律の「審査金利」で判断するからです。
ではなぜこんな風に勘違いしてしまうのでしょうか?
もしかしたら
不動産・住宅会社の営業マンの
こんなトークが原因なのかもしれません。
営業マン:融資額はどのくらいを考えていますか?
あなた:いくらくらいなら、借りれそうかしら?
営業マン:それでは、月々いくらまでなら払えそうですか?
あなた:6万円くらいかしら。
営業マン:それなら・・・
(と言いながら、電卓で計算した後で)
10年固定の金利1.65%なら約1,910万円
2年固定の1.15%で計算すると約2,070万円
まで借りれますね。。
これは、住宅購入で良くあるシーンです。
この話のなかで営業マンが話している「借り入れ可能額」は、
審査金利をもとに計算したものではありません。
10年固定、2年固定の金利で月6万円の返済をした場合の
借入額を計算しただけです。
でもこの話だけを聞いていると、10年固定より、2年固定で借りたほうが
なんとなく多く借りれそうな気がしてきますよね。
この点は、よく誤解されるところなので今回お話しました。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
次回は、1月30日の更新です。
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