I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
次回に続き『Yahoo!不動産』のお話から。
良い不動産ポータルサイトとは?
Yahoo!不動産が『物件掲載数、無制限』『月定額1万円』という荒業を出したのは、今年の1月になってからです。
不動産ポータルサイトとしては、まだ7ヶ月しか経っていない新しいサービスです(それまでヤフー不動産には「アットホーム」の物件情報が掲載されていました)。
新しいサービスであるためか、「スーモ」や「ホームズ」に比べてシステム的に、やや不安定なところがあるように感じられます(あくまで個人的にですが)。
とはいえ、後発であるがゆえに、「スーモ」や「ホームズ」の良いところを取り入れているなあ、と感じます。
不動産業者にとっても、消費者にとっても
不動産ポータルサイトは、『不動産を売りたい(仲介したい)不動産業者』と『不動産を買いたい(売りたい)消費者』を結びつける、マッチングサービスです。
そのため、不動産業者にとっても消費者にとっても、利用しやすい仕組みである必要があります。
不動産会社にとって利用しやすいポータルサイトとは、
・掲載料金(利用料金)が安い
・多くの情報(物件・その他)を載せることができる
・サイトを見た人からの問い合わせ(TEL・メールなど)が多い
・成約率が高い
・物件情報などの入力がしやすい
といったことが挙げられます。
これに対し、消費者にとって利用しやすいポータルサイトとは、
・情報量が多い
・必要な情報を探しやすい(検索性が高い)
・見ていて楽しい
・アクセスしやすい
・問い合わせがしやすい
などといったところでしょうか。
以上に挙げた項目は、それぞれ相反する関係にある場合があります。(たとえば、多くの情報を載せれば、業者としては掲載料金がかさみますし、消費者としては検索性が下がります)
良い不動産ポータルサイトとは、『これらのバランスが取れている』サイトのことです。
その点では、Yahoo!不動産って、かなり良いバランスで運営されているのではないでしょうか。
『物件掲載数、無制限』『月定額1万円』ですから、不動産業者は物件をいくら載せても定額(それも格安)で済みます。
サイトを見た人から問い合わせが何件あっても、それによって課金されることもありません(他ポータルサイトは課金プラン有り)。
このような仕組みの場合、業者は載せられるだけ載せようとします。
そのため、異なる不動産会社から「同じ物件ばかりが掲載される」ことで検索性が下がる、というデメリットも考えられますが、Yahoo!不動産はこれにもうまく対応しています。
「ホームズ」でも採用している「ダブりなし表示」です。
(過去記事:HOME’S≪ホームズ≫は《総掲載物件数No.1》不動産サイト!?)
ただし「ホームズ」と違っているのは、同一物件の情報をまとめるのが、うまいところ。
ホームズでは、同一物件が異なる不動産業者から掲載された場合、「物件の写真点数」などの情報量や「一般媒介か、専任か」によってトップ表示される不動産業者が決まります。
そしてトップ表示されなかった不動産業者の情報は、ほんのわずかしか掲載されません。(「この物件を取扱う会社が○○社あります。」というバナーをクリックしないと、トップ以外の会社情報は表示されません。)
ホームズは「物件情報を一本化する」という点においては成功していますが、トップ表示されなかった不動産業者にとっては掲載されていないのと同じこととも言えます。
これに対しYahoo!不動産の「ダブりなし表示」では、トップ表示される不動産業者以外の業者の情報も、一部ですが掲載されます。
物件選びと同じように「どの不動産業者に相談するか」は重要ですから、Yahoo!不動産の「ダブりなし表示」は不動産業者と消費者双方にとって使いやすい仕組みです。
それから、新築物件の詳細画面と同一画面内に『売却査定依頼』の申込ボタンが設置されているところも、よく考えられています。
こういうの↓
これなども、不動産業者と消費者双方にとって使いやすい仕組みと言えます。
こんなに良さげに見えるYahoo!不動産ですが、一番のウィークポイントは、『認知度の低さ』でしょうか。。
今後に期待です。
それでは。I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)でした。
次回は、7月25日の更新です。
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