I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
↓この話を聞いて、あなたはどう思いますか?
昨年Aさんは、家を建てるための土地を購入しました。
当時、土地を買おうかどうしようか迷っていた、Aさん。
不動産会社の担当者から「良い物件がありますよ」と連絡があったので見に行くと、思いのほか良い物件で「買うならこの土地しかない!」と、すぐに買うことを決めました。
眺めが良く、学校にも近くて、探している条件にピッタリの土地だったからです。
建築会社はまだ決まっていませんでしたが、誰かに先に買われてしまう前に、まずは土地だけ購入することにしました。
それから、数ヶ月して。。。
図面の作成をお願いしていた建築会社から、Aさんに連絡がありました。
「地盤を調査したんですが、このまま家を建てるには地耐力がかなり足りないようです。地盤の補強工事が必要なので、100万前後の追加費用をいただくことになります」
この連絡にショックを受けた、Aさん。急いで不動産会社の担当者に電話をしました。
「建築会社から補強工事が必要だって言われましたよ!地盤が弱いって知ってたら、あの土地は買いませんでした!
そもそも地盤の説明なんてなかったじゃないですか!仲介業者なら買主に説明する義務があるんじゃないですか?
補強工事の費用はそちらで負担してくださいね!」
さて、ここで問題です。
Aさんは、土地を紹介した不動産会社に地盤補強の追加費用を負担させることができるでしょうか?
軟弱地盤と不動産会社の説明責任
Aさんがショックを受けるのはもっともだと思います。
しかし土地が軟弱かどうかを説明する義務は、仲介不動産会社にはありません。
よって、不動産会社に地盤補強の追加費用を負担させることも難しいでしょう。
ただし、この土地の地盤がゆるいということを仲介業者の担当者が事前に知っていた場合は、そのことを買主に説明する義務があります。
例えば以前に地盤を調査した資料がある場合に、それを知ってて隠したりすると業者にペナルティーが課せられます。(知らなかった場合は仕方ない、というわけです)
このように、「まずは土地だけ」購入する場合は注意してくださいね。
ではまた。
追伸
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