不動産購入の申込をしたのに買えない3つのケース

失敗しない土地の買い方

I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
コグチヒデキ

やっと希望通りの物件を見つけた、あなた。

買付証明書にサインをして、まずは一安心。

ところが、、、、

翌日かかってきた担当者からの電話に、あなたは耳を疑いました

「すみません。せっかく昨日ご予約いただきましたが、ダメかもしれません…」

あなた「ダメって、どういうことですか?!」

「申し訳ありません」

あなた「私たちには売れない、ということですか?」

「申し訳ありません」

あなた「昨日、予約したじゃないですか!どういうことですか?!」

「申し訳ありません。実は・・・」

<購入の申込をしたのに買えない3つのケース>

他からの予約の方が早かった

あなたもご存知のように、同じ1つの不動産を複数の不動産会社が広告宣伝しています。

ですからタイミングによっては、1つの物件に対して複数の購入申込が入ることがあります。

こんな時どうなるかというと、申込の優先順位は先着順というのが一般的です。(この辺では)

例えば今日、売主に買付証明書を出したとしても、昨日、別の人から売主に買付が出ていたとしたら、あなたの優先順位は二番手となります。

一番手の人が何らかの事情で購入に至らなかった場合に限り、売買契約する権利があなたに移る、というイメージです。

普通にすすめば一番手の人が契約してしまう状況、です。

ただし「買付証明書を提出する」というのは契約行為ではなく、あくまでも業界ルールの1つというところがポイント。

買付を出さずに契約までの段取りを進めることもありますし、買付を出したからと言って必ず買えるというわけでもありません。

ですから、次のような場合には、一番手で買付証明書を出したのに・・・・ということも起こります。

他からの条件の方が良かった

例えばあなたが、、、

  • 購入価格2,000万円(販売価格2,000万円)
  • 手付金100万円(残りは住宅ローン)
  • 1週間後に契約
  • 4週間後に引渡しと残金清算

このような条件で一番手で買付証明書を出したとしたら、普通は問題なく契約まで進みます。

しかし同じ日、あなたの後に、別の人が、、、

  • 購入価格2,100万円(販売価格2,000万円)
  • 手付金100万円
  • 3日後に契約
  • 2週間後に引渡しと残金清算(現金払い)

こんな条件で買付を出しました。

二番手の方が明らかに、売主にとって有利な条件ですよね?

これ、、、

どうなると思います?

答えは、、、

・・・

・・・

・・・

一概には言えません。(^_^;)

というのも法律上は、買付証明書を出しただけでは契約は成立していません。

そのため、買付のやりとりがあったとしても、

契約が成立するまでは、さらに良い条件で買ってくれる人を売主が探す事を制限できないのです。

ですから、高く買ってくれる二番手さんに売る場合も、無くはない。

もちろん、一番手である、あなたに売る場合もあるでしょう。売主さんの考え方次第です。

道義的にどうなの?というところはありますし…(^_^;)

以上2つのケースは、他にも買いたい人がいた場合に起こる話でした。

他にもう1つ、買い手が現れていなくても購入の申込をしたのに買えないこともあります。

それは「あなたには売りたくない」と売主に思われた場合です。

あなたには売りたくない

売主が不動産会社や建築会社などの宅建業者なら、このケースは考えなくても大丈夫です。
※提示した契約条件(手付金の額、引渡しの時期など)が受け入れられない場合を除く

ただし、あなたと同じような一般の方が売主の場合には「心情的な部分」で断られることがある、ということを覚えておいてください。

例えば、売却後も物件の近くで売主が暮らす場合です。これは、売主さんの立場で考えれば分かりやすいでしょう。

この場合の売主さんは、単に誰かに買ってもらえば良いわけではなく、買ってくれた人=ご近所さんになるわけですから、慎重になります。

その一方で、売主さんに気に入ってもらえれば、より良い条件を引き出すことができる可能性もありますけど。

まとめ

不動産は1点ものですので、売主が売ってくれないなら、どうやっても手に入れることは出来ません。

売主が売りたいと思っているタイミングですばやく買えるかどうか、そして、その準備がとても重要です。

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