建売住宅の「手付金」について知ろう!5万円でも不動産契約できるのか?

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こんにちは!山形の建売住宅を仲介手数料無料でご紹介しているアイラブの小口です。

手付金」って言葉、聞いたことありますか?

以下は、当社が所属している全日本不動産協会の契約書書式からの抜粋です。

契約時、手付金

建売住宅を購入する際には、「手付金」という費用を支払う場面があります。しかし、実際には手付金の金額や支払い有無は売主と買主の合意次第で柔軟に対応できるケースが多いのをご存じでしょうか?

この記事では、建売住宅の手付金の相場や基本的な役割、そして合意に基づいた柔軟な対応方法について解説します。これから家を購入する方が安心して進められるように詳しく説明していきます。


1. 手付金とは何か?

手付金とは、不動産売買契約を締結する際に買主が売主に支払う金額のことで、契約成立を証明するために必要な費用です。また、契約後に買主または売主の都合で契約を解除する場合に、その条件を定める役割も果たします。

手付金の基本的な役割

手付金には以下のような重要な役割があります。

  1. 契約の成立を証明
    手付金の支払いをもって、契約が正式に成立したと見なされます。
  2. 契約解除時の担保
    • 買主都合での解除:手付金を放棄することで契約解除可能。
    • 売主都合での解除:手付金の倍額を買主に返還することで契約解除可能。

これらの役割により、売主・買主双方に公平性を保つ契約が成立します。


2. 建売住宅の手付金の相場

手付金の相場は物件価格に応じて変動しますが、一般的には以下の範囲で設定されることが多いです。

  • 相場:物件価格の5%~10%程度
    例えば、3000万円の建売住宅の場合、手付金は100万円から300万円が相場とされています。
  • 法律上の上限:売買代金の20%
    宅地建物取引業法(宅建業法)では、手付金の額は売買代金の20%を超えてはならないと定められています。

注意点:手付金の支払いは必須ではない

実は、手付金の額や支払いの有無は、売主と買主の合意があれば自由に設定できます。極端な話、手付金が「5万円」でも「手付金なし」でも問題ありません。ただし、これは売主・買主双方の合意が前提の話です。


3. 手付金を準備する際の注意点

手付金を準備する際には、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

1. 総費用の把握

建売住宅を購入する際には、手付金以外にもさまざまな費用が発生します。
例:登記費用、火災保険料、ローン保証料など。
これらを含めた総額を事前に把握し、資金計画を立てることが重要です。

2. 契約前に確認すべき事項

手付金の金額や支払い条件は、契約書に明記されます。納得できる条件かどうか、契約前にしっかり確認しましょう。特に「手付金なし」を希望する場合は、売主との事前交渉が必要です。

3. クーリングオフの適用可否

契約後の変更を考慮する場合、クーリングオフ制度が利用できるかを確認しましょう。条件を満たせば、手付金を全額返金してもらえる場合があります。


4. 手付金の柔軟な対応方法

手付金の額や支払い方法は、売主と買主の話し合い次第で柔軟に対応できます。以下のようなケースが考えられます。

ケース1:手付金を少額にする

「初期費用を抑えたい」という買主の要望があれば、手付金の額を少額に設定することも可能です。例えば、相場が100万円~300万円の物件でも、50万円や30万円とすることもあります。

ケース2:手付金なし

売主が手付金を求めない場合、手付金なしで契約を進めることも可能です。売主側にとってリスクが高くなるため、信用度の高い取引でのみ認められることが多いです。

ケース3:分割払い

手付金を分割払いにすることで、買主の負担を軽減する方法もあります。不動産会社が柔軟に対応してくれる場合がありますので、事前に相談してみましょう。


5. 手付金支払い時のトラブル防止策

手付金に関するトラブルは少なくありません。契約をスムーズに進めるためのポイントを押さえましょう。

1. 契約内容を必ず確認する

契約書には、手付金の金額や支払い条件、契約解除時のルールが明記されています。契約前に十分確認し、不明点は売主や不動産会社に質問しましょう。

2. 領収書を受け取る

手付金を支払った際には、必ず領収書を受け取り、大切に保管してください。万一のトラブル時に証拠として役立ちます。

3. 契約解除時のルールを確認

手付金の放棄条件や倍額返還ルールを事前に把握しておくことで、万が一の事態に備えることができます。


6. 手付金を抑えるための工夫

手付金が準備できない場合でも、工夫次第で建売住宅を購入する方法があります。

1. 売主と交渉する

売主に事情を説明し、手付金を減額して契約を依頼する方法です。特に、売主が早期売却を希望している場合には交渉が成功する可能性があります。実は結構このパターンは多いです。

2. 頭金で手付金を補う

住宅ローンの一部として手付金分を組み込むことで、実質的に手付金を準備せずに契約を進めることができます。

3. 物件価格の値引き交渉

手付金を減らせない場合でも、物件価格自体の値引き交渉を行うことで、トータルコストを抑えられる可能性があります。


まとめ

建売住宅の購入時に必要な手付金は、契約成立を証明する重要な費用です。しかし、その額や支払いの有無は売主と買主の合意次第で柔軟に設定可能です。「手付金なし」や「少額手付金」を選択することも可能なため、自分の資金状況や条件に合った形で契約を進めましょう。

一般的には、物件価格の5%~10%が相場とされています。例えば、3000万円の建売住宅では100万円~300万円が目安です。ただし、仲介担当者が売主と交渉し、手付金の減額が可能になる場合もあります。実際に、当社アイラブではこうした交渉を積極的に行っています。事前に契約条件をしっかり確認し、納得のいく形で家づくりをスタートしましょう。

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