こんな価格交渉は失敗する

失敗しない土地の買い方

I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
 コグチヒデキ

不動産を買うときに「値引き」してもらえるかどうかって、気になりません?

今回の話は「価格交渉」について。



ちなみに、値引きの話をわざわざしてくれる不動産屋は少ないと思います。とうぜん利益は減るので。 

とは言え、ネットに出ている間違った情報に振り回されて、希望の物件が買えなくなってしまう人もいるみたいで、それもどうかと思います。

そんなわけで、今回は値引交渉のポイントをお伝えします。

一番かんじんなこと

価格交渉する上で一番のポイントは「売主は誰か?」ということ。

つまり、売主が「一般の人」なのか「業者」なのかを理解した上で交渉するのが大事です。

一般の人と業者(不動産業者・建築業者)では不動産を売る理由が違います。

相手に合わせた交渉をしなければ、値引交渉は成功しません。

それでは、それぞれのケースで見てみましょう。

不動産業者が売主の場合

業者が不動産を売るのは、商売として、です。

なので、このケースで値引交渉を成功させるためには、値引して売ったとしても商売上(経営上)のメリットが売主にあるかを意識すると上手くいきます。

例えば上のように考えると、販売し始めたばかりの物件や、完成前の建売などは、値引交渉が難しいと言えます。

なぜなら売主としては、売り出してすぐに値引をして売るより、値引きなしで買ってくれる人を待った方が利益が増えるからです。

しかしこれが売り出してから数か月たっても売れないと、事情が変わります。

売り出した物件が売れない間の資金繰りは、他のことでやらないといけません。ずっと物件が売れなければ、手元のお金が無くなってしまいます。

だから「値段を下げてでも売ってしまった方が経営上メリットがある」と売主が判断すれば、値引に応じてもらえることがあります。

一般人が売主の場合

一般の人が家や土地を売るのは、、、

  • 他の地域に引っ越す
  • 家族が使用していた不動産を相続した
  • 住宅ローンが払えなくなった
  • 急に大金が必要になった

というような時です。

つまり、生活上の必要に迫られて、というのが主な理由です。

そのため最低売却金額がはっきりしていることが多いです。

例えば住宅ローンが残っている物件であれば、少なくとも残債以上の金額で売る必要があります。後の生活を考えれば、それ以上の価格で売りたいところでしょう。

このような場合は金額の交渉をしても、まず成功しません。他の物件を当たったほうが良いでしょう。

ただし、購入希望者から値引き交渉をされることを予想してあえて高めの価格設定をしている場合は、交渉の余地があります。

この辺のことは、物件を紹介してくれた仲介担当者に聞いてみると良いです。

その他の場合

複数の不動産を所有していて、資産整理のために売る方もいます。

切羽詰った理由がなく、「高く買ってくれる人がいたら売ってもいい」くらいに考えているので、値引き交渉には応じてもらえないことが多いです。

逆に、あまり大きな値引き要求をして、、、「そんなに低い金額、私に対して失礼でしょ!」、、、で、交渉が決裂。なんてことにならないように注意が必要です。

大前提として

価格交渉をするとき、大前提として覚えていて欲しいのが次の2つです。

  • 本当に買う気で交渉する
  • 買えなくなる可能性がある

物件案内をしていると「この物件、いくらまで下げてくれますか?」と聞かれることが、たまにあります。

こういう時のわたしの返事は、「さて、どうでしょうねぇ」と、決まっています。

売主さんから依頼を受けている立場上「いくらまで下がりますか」という質問には答えられません。

しかし、「この物件、どうしても欲しいんですけど、○○万円になりませんか?」と聞かれれば、、、

「それなら、●●が△△なので□□すれば・・・」といったアドバイスが出来ます。

本気で買う気があれば何とかなるもんだなぁ、と感じることも多いです。

もちろんそれでも値引きに応じてもらえない場合もありますし、何より、交渉している間に他の誰かに買われてしまうという価格交渉のデメリットもあります。

参考にしていただけましたか?

価格交渉のポイントを簡単にまとめてみました。

気になることがあれば気軽に問い合わせてくださいね。

ではまた。

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