自己資金って いくら必要ですか?に対する3つの答え

失敗しない住宅ローン

I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
コグチヒデキ

マイホームを買うための自己資金
本当のところ、いくら必要なのか、あなたは答えられますか?

次の3つの中から選んでください。

    1. ①10万円
    1. ②500万円
    1. ③多いほど良い

選びました?

どれだと思います?

え?

③?

あー、残念。

正解は、、、

3つとも正解!

・・・ちょ、ちょっと待ってください

そんな顔しないで (^_^;)

ちゃんと説明しますから。

「自己資金はいくら必要か?」

これに答えるためには、下の3つの観点から考える必要あります。
そして、3つそれぞれで答えが違います。

それでは順を追って説明しますね↓

購入費用=自己資金+住宅ローン

まずは、言葉の定義から。

この記事で話す「自己資金」とは、、、

購入費用全額 = 自己資金 + 住宅ローン

この式であらわされた「自己資金」のことを指します。

つまり、自分が自由に使える住宅ローン以外のお金のことです。

そして、この自己資金の必要額を知るためには

契約の条件

融資の条件

家計の状況

これら3つの観点から見ていく必要があります。

契約の条件

不動産を契約するときには、売主との間で売買契約を結びます。

契約書には「売買代金」の合計額の他に、契約時に支払う「手付金」、引き渡し時に支払う「残代金」の金額も記載した上で契約をします。参考↓

そして、ここに記載している手付金は最低限、自己資金で準備しておく必要があるものです。

と言うのも、住宅ローンを借りるためには、不動産の売買契約が結ばれていることが条件となるからです。

つまり、手付金を払えないと契約できない=売買契約後でないとローン借りれない=物件が買えない、というわけです。

なお、手付金の金額が通常いくらするのかについては、こちらの記事を参考にしてください→過去記事:5万円で不動産契約できますか?

融資の条件

仮に購入費用全額で3000万円かかるとした場合、住宅ローンで2500万円までしか借りれなかったら、最低500万円は自己資金で準備しないと物件は買えません。

この場合、本当に必要な自己資金の額を知りたいなら銀行(金融機関)に聞くほかありません。

あなたがいくら借りれるかの最終判断を下すのは、不動産会社の担当者でもファイナンシャルプランナーでもなく、銀行だからです。

正確な借り入れ可能額を知りたいなら、どこかの金融機関で早めに仮審査を申し込むことです。

家計の状況

あなたが生涯で支払う利息のことを考えたら、自己資金は多ければ多いほど良いです。

簡単なシミュレーションをしてみます。

<条件>
住宅ローン借入額:3000万円
返済期間:35年 全期間固定金利:1.5%

ケース① 3,000万円借りる

月々返済額:91,855円
利息合計額:8,579,007円

ケース② 自己資金100万円として2,900万円借りる

月々返済額:88,793円
利息合計額:8,293,064円

※①との差:285,943円

ケース③ 自己資金300万円として2,700万円借りる

月々返済額:82,669円
利息合計額:7,721,138円

※①との差:857,869円
※②との差:571,926円

このように自己資金を増やした分だけ、トータルで支払う利息は少なくなります。

利息を無駄に払わなくて済む、とも言えます。

ただし、手元の現金を減らしてしまうと、急に現金が必要になったときに困るかもしれません。

それだったら、ある程度の現金を手元に残しておいた方が良いかもしれません。

繰り上げ返済、という手段もあります。

利息のことだけを考えても、意味はありません。

まとめ

「自己資金って、どれくらい必要ですか?」

こういう漠然とした質問を受けると、いつも返答に困ってしまいます。

どんな観点で答えて良いか分からないからです。(そもそも「自己資金」って、何のことを指してるのかな?とか、色々考えます)

それでもなるべく分かりやすく説明したいと思って、こんな記事を書いてみました。

分かりにくいところは下の質問フォームから聞いてください。別の記事で回答しますので。

そのほかの質問も気軽に聞いてくださいね。

ではまた。

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