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失敗しない土地の買い方

I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
 コグチヒデキ
インターネットの掲示板で「住宅購入の諸費用」に関する質問がありました。

ちょっと考えさせられる内容だったので、ここで紹介します。



それは、次のような質問でした。

住宅購入で、諸費用はかかりますよね?
最低でも100万ですか? それとも物件の価格や不動産会社により違いますか?
(以下、略)

この質問に対して、2人から次のような回答がありました。

1人目。

購入費用の3%が手数料として掛かるのが一般的ですが、交渉次第で1%ぐらいにはできると思います。何事も相談してみることです。(以下、略)



2人目。

印紙代、登記費用、ローン諸費用は、火災保険がひつようです。

印紙は国税庁のサイトにあります。
登記費用も調べれば計算の仕方が出ています。
ローン諸費用は借り入れがなければなしですが、借り入れがあれば、銀行により変わります。借り入れには、火災保険に加入しないといけません。

ざくっと、物件の一割ぐらいになります。
不動産業者でかわると言うよりも、どこに支払うかで諸費用は、かわります。(以下、略)


それぞれ全く違う回答ですね。

なぜこんな違いが出るかというと「諸費用」という言葉の定義が”曖昧”だからです。そして質問者も回答者も互いの状況や立場がハッキリしていません。これでは正しいQ&Aが成り立ちません。

インターネットは正解が明らかなことを調べるには適していますが(例:3月3日の日経平均終値など)、それ以外の情報を集めるときは注意が必要です。前提条件が不明確な回答は、当てにならないことがほとんどです。


たとえば、この質問の場合で言うと・・・

不動産業者の仲介で不動産を購入する場合は、一般的に仲介手数料がかかります。(1人目の方が回答しているのは、おそらくこの仲介手数料のことでしょう。)

仲介手数料は物件価格に応じて、不動産業者が受け取れる上限額が法で決められています。

また売主の不動産業者から直接購入する場合は仲介手数料は不要です。

ただし不動産業者が売主であっても、直接取引をしていない物件もあります。その場合は別の不動産業者(仲介業者)が間に入るため仲介手数料が必要です。

そして仲介手数料の他にも、物件価格とは別にもろもろの費用(2人目の方が回答している項目など)が必要です。不動産の購入ではなく住宅を建築する場合でも、必要な項目・費用に違いがあります。



いずれにしても、購入しようとしている物件の状況やあなたの状況によって、必要な手続きや金額は異なります。大切なマイホームですから、早めに専門家に相談するのが一番です。

間違った情報を信じて、後で困るのは自分ですからね。(1人目の回答を信じたばかりに嫌な思いをした人がいないことを願います)

ご相談・ご質問はこちらから。

それでは。

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