I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
住宅新報の社説に、こんな話が載ってました。
【「中古」という表現、やめよう】
日本語の「中古住宅」という言葉には、新築よりも魅力が落ちるという意味が込められている。(中略)
言葉が意識に作用する力は大きいから、「中古住宅」という言葉を使っているかぎり、国や業界が進めている中古住宅市場活性化の足かせになる
さらに続けて「あえてその資産価値をおとしめる表現を使うのは非合理的」と筆者は指摘しています。
まさに同感です。「中古住宅」という表現はどうにかならないものかと、私も以前から思っていました。
ところが、
この社説の続きを読んで、
私は、、、
ズッコケてしまいました…。
では、なんという呼称にすればいいのか?
「中古住宅」という呼び名を使わないなら、何と呼んだら良いのでしょうか?
社説には次のように書いていました。
では、なんという呼称にすればいいのか。ただの「住宅」でいい。
「住宅」といえばそれは中古住宅のことであり、「新築住宅着工戸数」のように、特に新築であることを示す必要があるときに、新設または新築と言えばいいのである。
・・・って、これ、どう思います?
「中古住宅」という言葉は使わずに「新築か・それ以外か」で分ければ良い、というのが筆者の意見です。
まあ、間違ってはないし、確かにそりゃそうなんですけどね。
でもただの「住宅」でいいってのは、ちょっと乱暴過ぎるように感じます。
もっと言うと、これでは確かに資産価値をおとしめることはないでしょうけど、中古住宅の価値を高めることもないでしょう。
こんな話、知ってますか?
昔、山形県で栽培されていた、ある果物の話。
見た目が悪くてみっともないことから「みだくなす」(みっともない、という意味の方言)と呼ばれていたその果物は、後に名前を変えて大ヒット。
果物の名前とおいしさが全国に知られ、フルーツ界の女王と呼ばれるまでになりました。
そうです「ラ・フランス」のことです。
中古住宅も、「中古」という表現を使わないことが重要なのではなく、中古住宅に価値を感じるような新しい呼称が必要です。
それで?なんという呼称にすればいいの?
「カタカナ語の法則」って、知ってますか?
知らない?
それはそうでしょう。私がいま適当に名前をつけた法則ですから。
「カタカナ語の法則」は、流行を生む言葉の法則です。
いままで漢字で読んでいたものをカタカタにすると、なぜか流行るみたいです。
「カタカナ=カッコ良い」と感じるDNAでも組み込まれているのでしょう。
例えば・・・
選挙公約 → マニフェスト
余り物・規格外品 → アウトレット
老化防止 → アンチエイジング
など。
住宅業界では、改築工事を「リフォーム」とか「リノベーション」と言いかえました。
そう言えば、リフォームブームの火付け役となった「劇的ビフォーアフター」ってのもカタカナですね。
というわけで、私が良さそうだと思ったのがコレ↓
『ユーズド(USED)』
古着や中古車なんかでは使いますよね。
「服やクルマのような消費財と一緒にするのか!かえって価値が下がるだろ!」みたいな意見も出そうですけど、私は良いと思います。
どうでしょう、いいと思いません?
(「古民家」を「ヴィンテージ」とか言い換えてしまうと、何かちょっと違うな?って感じがします)
参考にしてみてください。
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