I love Yamagata.コグチ(@ilv_co)です。
これはインターネットで見つけた、住宅建築の悩みに対して専門家が答えている記事から抜粋した質問です。
ハウスメーカーに注文住宅の新築を依頼することになりました。基本的な設計プランや工事金額の打ち合わせが終わり、近く請負契約を結ぶ予定ですが、ハウスメーカーから送られてきた契約書には、建物の簡単な間取り図と立面図しかついていません。このまま契約を結んでも大丈夫でしょうか。(NIKKEI STYLE)
この質問に対して、回答した弁護士からは
- 設計図と仕様書を念入りにチェックすること
- 設計契約を先に結ぶ方法も検討してみる
という答えでした。
この答え自体は間違いではありません。
が、これだけでは「出来上がった建物が自分のイメージとは違う」といったトラブルは防げません。
というか、
住宅建築でトラブルを100%防ぐことは不可能と考えたほうが良いです。
その理由と解決策についてはこちらをご覧ください↓
ぜんぶ決まらないのに契約する現実
一生に一度の買い物だし、200円や300円で買えるようなものじゃないから、十分納得してから決めよう
家を建てるときって、普通はこんな風に考えると思います。
ところが実際には、全体の半分くらいの打ち合わせが進んだ頃に、建築会社と請負契約を結ぶのが一般的です。
この時点では、基本的な間取りや設備とその見積に合意する形での請負契約となります。
で、トラブルが起こりやすいのは、この契約後です。
契約時にハッキリ決めていなかった
- 壁の色
- クロスの素材
- キッチンやユニットバスのグレード
- 床の色
- 照明やカーテン 等々
こういったものを選ぶ際に
- 気に入った素材や色がない
- 他のものを選ぶと別途費用がかかることを知る
などの可能性があるわけです。
※あくまでも「可能性がある」というだけです。問題ない場合が多いはずです…
「そんなの困る、ぜんぶ決めてから請負契約します!」
と住宅会社に言ったところで、段取りの変更はまず認めてくれないでしょう。
それだけではなく、
仮にもしも、、、
間取りや仕様をぜんぶ決めて、納得して請負契約を結べたとしても、
それでも、トラブルは防げません。
トラブルが起こる本当の原因
着工前にいくら厳しくチェックをしても、トラブルを100%防ぐことはできません。
なぜなら、建てるのも依頼するのも「人間だもの」。
人だから、絶対にミスがないとは言い切れない。
設計ミス、伝達ミス、勘違い、、、。
これは住宅会社だけではなく、あなたにも同じことが言えます。
「設計図と仕様書を念入りにチェックしましょう」なんて言われて、どこまで確認すれば良いか判断できますか?
自分のイメージしているものと仕様書に書いてある部材が同じだと、どうやって確認しますか?
難しいですよね。
少し話は変りますが、よく「住宅トラブル」なんていうと、「欠陥住宅」「悪質業者」というフレーズと結びつけられます。
でも実は、住宅トラブルで一番多いのは、
施主:「あの時こう言った」
担当者:「いや言ってない」
こんなトラブルが一番多かったりします。
人間だもの。
ですからミスを無くすのは難しいという前提で、建築計画を進めることが重要です。
ミスを無くすのではなく、
- ミスが起こりにくい環境を作る
- トラブルが起きてもリカバリできるようにする
ということが大事なんじゃないでしょうか。
例えば、こんな方法↓
過去記事:建築の知識はいらない!家づくりで失敗しない方法
ではまた。
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